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ピラティス資格の種類や選び方を解説!おすすめの資格スクール2選紹介

ピラティスの資格を取得するには、その種類の多さに驚くかもしれません。どの資格があなたに最適なのかを見極めるのは難しいものです。
そこで今回は、ピラティス資格の種類や、それぞれの資格が持つメリットについてご紹介します。
自分にぴったりの資格を見つけて、ピラティスインストラクターとしてのキャリアを大いに充実させましょう。

インストラクターと生徒の写真
  • ピラティスインストラクターの写真

    ピラティスに関する4種類の資格

    ピラティスのインストラクター資格にある4つの種類を紹介します。
    ・マットピラティス・・・マットの上でエクササイズを実施
    ・マシンピラティス・・・専門的なピラティスマシン(器具)を使用
    ・コンプリヘンシブ・・・マットとマシンの両方を包括して、幅広い指導を実施
    ・リハビリ系ピラティス・・・怪我や病気からの回復をサポートするためのピラティスマシンを用いて指導

  • マットピラティス

    マットピラティスは、ヨガのようにマット上で行うエクササイズで、自重を使って体幹を強化し、柔軟性や可動性を向上させます。
    フォームローラーやリングなどのプロップスを使い、強度を調整して幅広いクライアントに対応できます。また、特定の部位を集中的にトレーニングすることも可能です。

    資格を取得すれば、公共施設や高齢者施設、パークピラティスなど、どこでもレッスンが可能で、オンラインレッスンもできます。近年人気のマシン(リフォーマー)ピラティスのエクササイズも、基本はマットエクササイズの動きと考え方を使用するため、今後マシン資格を検討している方には、まずマットピラティス資格を取得し、基礎をしっかり学ぶことをおすすめします。

    マシンピラティス

    マシンピラティスは、ピラティス専用のマシン(器具)を使用して行うピラティスです。リフォーマー、キャデラック、チェア、バレルなどのマシンがあり、それぞれバネや滑車を利用して、自重をマシンに預けながらコアを効率良くトレーニングし、全身を整えます。リフォーマーは特に人気があります。リフォーマーは、柔軟性が高く、シニア層にはサポートとして、アスリートには怪我の防止やパフォーマンスの向上として使用できます。マシンピラティスは、リハビリや日常生活のパフォーマンス向上など、さまざまな目的に対応可能です。資格を取得すれば、これらのマシンを用いた幅広い指導が可能となり、ピラティス専門スタジオやリハビリ施設での指導も行えます。

    コンプリヘンシブ(マット+マシン)

    コンプリヘンシブ資格(マット+マシン)コースを取得すると、ピラティスインストラクターとして最もレベルの高い資格を得たことになります。この資格では、ピラティスマット、リフォーマー、キャデラック、チェア、バレルなどを用いた総合的な指導力を身につけられます。コンプリヘンシブコースは、マシンの使い方を学ぶだけでなく、エクササイズの理解を深め、マシンを自在に使いこなすスキルを習得します。これにより、さまざまな角度からのアプローチが可能になります。ピラティスのキャリアを築くための堅固な基礎を築き、高い指導力を得られますので、ピラティスインストラクターとして働きたい方は、ぜひコンプリヘンシブコースを目指してください。

    医療系ピラティス

    メディカルピラティスは、元々リハビリ用に開発された解剖学に基づくエクササイズです。欧米では理学療法士がピラティスマシンやプロップスを活用し、リハビリに役立てています。メディカルピラティス資格は、解剖学や生理学の知識を持つ医療従事者向けに作られたもので、通常のピラティスエクササイズに加え、リハビリへの応用も学びます。このコースは医療従事者が受講し、エクササイズの深い理解とピラティスをリハビリに取り入れるスキルを習得します。リハビリのためのピラティス資格であるため、アスリート向けのような高強度のエクササイズは含まれないことが多いです。

  • フィットネスインストラクターがピラティス資格取得する3つのメリット

    フォットネスインストラクターの写真

    近年の健康志向の高まりでパーソナルトレーニングの需要が増加しています。フィットネスインストラクターの皆さんには、ピラティス資格取得を特におすすめします。以下3つのメリットをご紹介します。

    ピラティス資格の活用方法

    ピピラティスはリハビリから生まれたメソッドですが、リハビリ指導からアスリートのパフォーマンス向上を指導できるメソッドです。資格取得を目指すことで、呼吸やコア、全身のつながりなどを学び、例えば、呼吸法を取り入れることでクライアントの安定感が増し、コア強化により全体のバランスが整い、機能向上します。ピラティスを現在のトレーニング法に組み合わせることで、新しい指導メニューが作成でき、指導方法の幅が広がります。

    ピラティス資格で広がるキャリアの可能

    ピラティス資格を取得すると、フィットネスインストラクターとしての活躍の場が広がります。フィットネスクラブのピラティスクラスやピラティス専門スタジオ、リハビリ施設などで働き、新しいクライアント、動くことが苦手な方や体質改善・ボディメイクしたい方、高齢者などに指導できます。ピラティスはインナーマッスル、フィットネスはアウターマッスルを鍛えるため、両方の指導スキルが向上します。また、ピラティスインストラクターは長く働けるため、独立を考える人にも有利です。副業から始め、将来的に専門職として働くこともおすすめです。

    クライアントの満足度向上

    ピラティスを学ぶことで、フィットネスインストラクターはクライアント一人ひとりに合わせた細やかな指導が可能になります。体幹を強化し、全身の安定感を高めることで、クライアントの日常生活やスポーツのパフォーマンスが向上します。また、正しい姿勢や動作の指導で怪我を予防し、リハビリにも効果的です。ピラティスの呼吸法を取り入れることで集中力が高まり、ストレス軽減やリラクゼーション効果も得られるでしょう。クライアントのさまざまなリクエストに応じた指導が可能になり、幅広いクライアントに対応できるようになります。

  • どの資格を取る?ピラティス資格の種類を選ぶ5つのポイント

    フォットネスインストラクターの写真

    ピラティスに関する資格取得|種類を選ぶポイントを紹介します。
    ・ピラティスの種類から選ぶ
    ・難易度から選ぶ
    ・自分のキャリアプランに合ったものを選ぶ
    ・予算から選ぶ
    ・取得形態から選ぶ

    資格の種類から選ぶ

    ピラティスはマットとマシンに分類されます。マシンにはリフォーマー、キャデラック、バレル、チェアの4種類があります。最近、リフォーマーの資格需要が高まり、マシンから始める人が増えていますが、本来はマットから始めるのがおすすめです。リフォーマーのエクササイズはマットの応用であるため、マットの資格でしっかり基礎を学んでからマシンに進むのが理想的です。また、マシンの受講料はマットより高く、資格取得にも時間がかかることも忘れずに。

    難易度から選ぶ

    ハローワークや求人誌、求人サイトを利用してピラティスインストラクターの仕事を見つけて応募する方法もあります。サイトで募集掲載していない個人スタジオや小規模スタジオの求人を見つけやすくなり、さらに幅広い選択肢から自分に合ったスタジオを探せます。また、ハローワークでは就職支援サービスも受けられるため、より効果的な仕事探しができます。

    アルバイトから昇進し正式な指導員になる

    ピラティスはマットとマシンがあり、マシンの方が難易度は高いです。スクールによって難易度は異なりますが、マットではエクササイズの動きと指導方法、体の扱い方を学びます。マシンではマットで学んだエクササイズを応用し、マシン独自のエクササイズも行います。マシンの特徴や扱い方を習得するには時間がかかり、決して簡単とは言えませんが、やりがいがあります。よくわからないけど「ピラティスを学びたい!」という方は、マット資格からスタートでいいと思います。

    キャリアプランにあったものを選ぶ

    将来的にピラティスインストラクターとして働いていきたい場合は「コンプリヘンシブ資格」を目指した方が良いかと思います。マシンを扱えるようになった方が、マシングループレッスンやプライベートレッスンの仕事を増やせます。ピラティス養成コースというのは、基本的にインストラクターとして活躍できる基本を学びます。専門分野を学びたい場合、養成コースを修了してから、ワークショップを受けるなどでスキルを磨くとよいと思います。

    予算から選ぶ

    マット資格は20~40万円、コンプリヘンシブ資格は80~100万円が目安となります。自分の資金に合わせてピラティスの資格講座を選びましょう。ピラティスの講座がフィットネス系やヨガ系の講座より高価なのは、簡単に言うと、ピラティス指導者資格が厳格だからです。複数の資格を取るより、1つの資格をまずしっかり学び深めることをおすすめします。受講料が高い分、インストラクターの給与も高く、受講料は投資と考えましょう。スクール選びと同時に将来の仕事をイメージしながら選ぶと良いでしょう。働き始めれば、すぐに元が取れるコスパの高い投資です。

    受講形態から選ぶ

    ピラティス資格取得には通学、通信、オンラインなどさまざまな方法があります。通学は直接講師から指導を受けられますが、時間や場所の制約があります。通信やオンラインはマイペースで学べる一方、モチベーション維持が難しく、指導方法に不安を感じることも。可能であれば通学を選ぶと良いでしょう。仲間ができ、刺激を与え合えられることがメリットです。一生の仲間ができるかもしれません。

  • さまざまなピラティス資格を取得できるおすすめのスクール2選

    ピラティスインストラクターの写真

    おすすめのピラティス資格スクール2選をご紹介します。
    おすすめする理由は以下の通りです。
    ・マットからコンプリヘンシブまでコースがあり、全エクササイズに整合性があり、確立されたメソッドであること。
    ・自己練習の環境が整っていること。
    ・資格取得後の仕事紹介などサポート体制が充実していること。

    BASIピラティス|コンプリヘンシブ・マット・メディカルプロフェッショナルコースがある

    コンプリヘンシブを目指すには、2つのコースを受講する必要があります。まず、マットとマシン初級~中級を学ぶ「ファンデーション」、そしてマシン中級~上級を学ぶ「グラデュエイト」です。ピラティスの基礎を学びたい方には「マット」、医療従事者向けには「メディカルプロフェッショナル(マット&マシン)」のコースがあります。これらのコースではエクササイズ以外にも、解剖学の基礎、アライメント(姿勢)評価、呼吸法、指導方法などを学びます。BASIのプログラムは、指導力とレッスンプログラム型「ブロックシステム」により、即戦力として活躍できるようになるでしょう。

    balanced body|コンプリヘンシブ・リフォーマー・マット&リフォーマー・マットコースがある

    Balancedbodyには、コンプリヘンシブ、リフォーマー、マット&リフォーマー、マットの4つの資格コースがあります。授業には実践時間がしっかり設けられているため、エクササイズをしっかりと確認しながら学べます。バリエーション豊かなエクササイズも特徴です。Balancedbodyオリジナルの「ムーブメントプリンシパル(動きの原則)」や、粘土を使った「3D解剖」クラスもあり、解剖学の理解を深められます。初心者でも安心して参加でき、基礎から応用まで幅広く学ぶことが可能です。

  • ピラティス資格の種類はさまざま!自分に必要なものを選んで取得しよう

    ピラティスインストラクターになるための国家資格は存在しないため、資格がなくても活動できますが、自分にあった資格の種類を選んで、インストラクターとして自信をもって指導できるようになりましょう。ピラティス資格には主に、マット・マシン(リフォーマー)、コンプリヘンシブがあります。将来自分がピラティスインストラクターになることをイメージしながらどのような資格を目指すか考えてみましょう。

この記事を書いたのは…
nami okuhata

Nami

株式会社ZENPLACE、年間200本の講座を運営するアカデミー事業部にて、ピラティスやヨガ、ボディワークに関するセミナーの企画、運営に携わり多くの講師・インストラクターと交流。
ピラティスとwell-beingの普及に尽力、専門誌にも寄稿。幅広い知識で多方面から最新の健康情報を発信し続けています。